良きにつけ、悪しきにつけ、いろいろ何かと話題沸騰している北京オリンピックも、いよいよ10日後にせまってきた。今回の開催地は同じアジアだから、時差とは無縁、おりから、ちょうど日本列島は夏やすみのまっただなか……。
CO2がどうのこうのといっても、オフィスはともかく、家庭ではクールビズなんて無縁、ECOなんてまるで考えてないだろうから、冷房のよくきいた室、テレビの前でビールでも飲みながら、どなたさまもにわかにスポーツ評論家、コメンテーターになって、気温35度なんてぶっとばずほどにヒートアップしてもりあがることだろう。
かくいうぼくも、また例外ではないだろう。おそらくmixiでもやたらとにわかスポーツコメンテーターがふえそうだから、専門(?)の陸上長距離・マラソンいがいはコメントしないことにしよう。
昨28日、その北京五輪ににのぞむ日本選手団の結団式と壮行会が都内のホテルでひらかれた。選手団主将の鈴木桂治と旗手の福原愛ちゃんがテレビ画面をかざっていた。
今回の日本選手団は576人(選手339人、役員237人)である。28競技にうちバスケとハンドボールをのぞく競技にすべて出場、前回のアテネをうわまわり、史上最多の選手団になるという。
それにしても……。役員の数がすこし多すぎはしないか。競技役員だけではなく、個人種目の選手コーチやトレーナーなんかもふくまれるとするなら、これくらいになるのかもしれないが……。
派遣選手団の規模をみるかぎり、ともかく日本はスポーツ大国であるらしい。選手のレベルは総じていまひとつだが、各競技団体は財政的にグローバルスタンダードをクリアしているから胸をはって世界に出て行くのであろう。
同じ日、陸上競技の日本代表結団式も都内のホテルでおこなわれ、代表選手のうち選手33人と高野進コーチほかコーチ連が出席、陸連会長の河野洋平からハッパをかけれたらしい。
その席上で男子短距離の朝原宣治(大阪ガス)と、女子3000m障害の早狩実紀(京都光華AC)が主将に指名されている。朝原と早狩はともに1972年うまれで、くしくも同志社大学では同級生である。
学部こそちがうが、ぼくにとっては後輩にあたる……ということもあって、2人には心の応援をおくりたい。とくに早狩は中学時代から全国女子駅伝の京都の代表で活躍、駅伝時評子としてはとりわけ思い入れが強いのである。
それにしても……。朝原も早狩もすでにして30半ばの年齢、若くはないがベストの戦いでテレビ観戦ファンの感動をもたらしてほしい……と願っている。
Takehisa Fukumoto's essay and column studio
2008-07-29
なんのかんのと北京オリンピック
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このBlogは小説書きの福本武久が「京おのこ」としてmixiにアップしている日記を再録したものです。
筆者が「見たこと」「聞いたこと」「考えたこと」を備忘録がわりにランダムに書き記してゆきます。自身の書く小説の舞台裏だけでなく、30年間追っかけている「駅伝・マラソン」のこと、仕事をはなれて、「競馬」や「競艇」についてのトピックやエッセイなど……。
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