2008-04-08
ビル・ゲイツさんよ! そろそろ大人の分別を!

 ぼくがパソコンを使い始めたのは、あの「Windows 95」が鐘や太鼓ではやしたてられて登場した1995年の秋からである。最初のマシンはDELLのノートパソで、ワープロ専用機で遊んでいたパソコン通信(NIFTY)の通販で買った。

 Windowsはその後「98」になり、「Millennium」になり、「XP」になり、「Vista」になったが、「XP」まではバージョンアップのたびにマシンも買い換えてきた。

 来年には「Windows 7」なる新しいOSが発売されるという。MSの会長であるあのビル・ゲイツが発表したというのだからまちがいなかろう。

 それにしても……。「Vista」が出たのは、ついこのあいだではなかぅたか。こんなに早い変わり身をみせるのは「Vista」がダメだということなのか? モデルチェンジしなければ商売にならないというのは理解できるとしても、いったいどういうことなのだろうか?

 ぼくは現在もいぜんとして「XP」を使いつづけている。文章を書いたり、ホームページをつくったり、写真を加工したり、インタネットをやったり……。馬券や舟券、車券、サッカーくじtotoを買ったり……。

 このていどならば、「Vista」なんて必要はない。いまの「XP」で十分ことたりているのである。ところが「Windows 7」が出るというのならば、こんどマシンを買うときは「Vista」を素っ飛ばしてしまうことになる。
 「Windows 7」が出ても、ぼくはいまのマシンに支障がないかぎり、「XP」を使いつづけたいと思っている。何ら不自由を感じていないのだから、買い変える必要なんかまるでないのである。

 しかし売る方としては「Windows 7」を出せば、「XP」のサポートを打ち切ってしまうだろう。新しいOSを出すねらいは、まさにそこにあるのだから……。

 Mycrosoftの商法で最も困るのは、新しいOSを発売すれば、もう古いOSは店頭から引き上げてしまうことである。たとえば「XP」のマシンを使っていたユーザーが新しいパソコンに買い換えようとすれば、もう「XP」登載のマシンはないということになる。否応なしに新しいOSのマシンを買わされる。

 OSの機能が成熟しつつある現在、そろそろ、いくつかのOSを併存させてはどうなのだろうか?、たとえば「Windows 7」を発売したとしても、「XP」も「「Vista」も販売しつづける……というふうに。

 否応なし……、選択の余地なし……、というのは横暴というものではないだろうか。風雲児・ビル・ゲイツはいったい何歳になったのかな。いつまでもこどもでいないで、そろそろ大人の分別を発揮してほしいものである。



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