東京都内ではすでにして24日に桜の開花宣言がなされたが、わが仮寓のある武蔵野のはずれでは数日遅れが出るのが通例である。今朝、ランニングにとびだして近くの中学校の校庭にある桜をよくみれば、なんと桜が一輪,二輪……と花ひらいていた。
開花宣言は五輪ぐらいが花咲いたとき……。ならば、明日あたりが開花日となりそうである。
ところで……。本日記にかかげたある2葉の写真はいったい何なのか? おわかりだろうか? だいたい、そういう問いを発すること自体、何やらいわくありげで、妙にもってまわった物言いではないかと、お叱りを受けそうである。
桜を話題にして、話をはじめたのだが、桜ではないのである。実は「桃」なのである。周囲では桜がすでに開花体勢にはったというのに、わが家の「桃」は、マイペースで知らぬ顔、ようやくにして蕾ほころび、咲く気になってきたらしい……のである。
考えてみれば、昨秋、植えかけたうえに、ついでに自由奔放に伸びていた枝を無造作に刈り込んだ。春になっても一向に動くけはいもなく。枯れたのかな。今年は咲かないかもしれないな。あきらめるというよりも見捨てていた。
ところが……、ひそかに蕾を育んでいたらしい。このところの陽気で、日ごとにぐんぐんと蕾が大きくなってきた。桜に先をこされた桃、遅ればせながら。どうやら明日になれば花ひらきそうである。
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